家庭教師ヒットマンＲＥＢＯＲＮ！の本誌アニメラジオ
の感想と、雑記と。
山本と雲雀の妄想文があります。同人ＢＬ要素含みますので苦手な方は、Ｕターンでお願いします。
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ひば⇒やま
知人以上恋愛未満。
あるきっかけで、ひばりが自覚。山本は身体だけと割り切ろうとするも、
ひばりはそれを許せない。そんな、感じ？
きっかけは妄想で補完。
知人以上恋愛未満。
あるきっかけで、ひばりが自覚。山本は身体だけと割り切ろうとするも、
ひばりはそれを許せない。そんな、感じ？
きっかけは妄想で補完。
カタコイ
気を抜いて、ソファに落ち着いたところを押し倒した。
おわっと、奇声を発して沈む。呆気ないったらない。
いつまで経っても警戒心が持続しない。信じてる、なんて滑稽だ。残
念だけど、山本が望む関係を僕は求めていない。
それを、ちゃんと理解しろ。
僕の下で、山本は瞬きを繰り返した。何が起こったか解ってないようで、
きょとんと僕を見上げる。しばらくして状況を悟ったのか、いつもと変わら
ず困ったように笑った。
「飯、食いたいだけっつったろ？」
聞かん坊の子供をあやすような優しい声音。どこまでも、のほほんとして
僕の意思を無視して知らないふりをする。イライラした。
「そうだよ」
「だったら何でおれの上に乗っかってんの？」
「気が変わったんだ」
しれっと言い放った僕に、ずるくね？と口の端を下げる。
「僕は、キミが好きだと言った。それを知ったうえで、キミは僕を家に入れた。
僕だから、下心なんてないと思ったの？」
山本は、言葉に詰まったみたいだった。ぐっと眉を寄せる。
「そんなの、おれが知る訳ねぇだろ」
言って山本はそっぽを向いた。そして、どけよ、と言う。もちろん無視した。
僕が上体を傾け始めると、山本がはっとして、口を開いた。
「あのなぁ、ひばり」
「黙って。嫌なら、逃げなよ。出来るだろう？」
こう言って、山本が逃げた試しがない。強張った身体から抵抗の意思が消え
失せる。碌でもない経験は今でも山本の中で生きている。僕はそれを知ってい
て、それがなければ僕らの間にこんなものは生まれなかった。
それが良かったと、山本が思うように僕が思えないのは僕がオカシイからなの
か。いまいちよく分からない。そうなのか、そうじゃないのか。誰も言ってはくれな
い。山本すら、その事に触れない。
僕の影の落ちた端正な顔が、哀しげに歪んだ。
そんなもの欲しくないと思いながら、ただ、諦めて投げ出された両の腕がぼ
くを渇望し、背に回ることだけを、願う。
知人として、友人としてでなら、僕らは上手くやっていただろう？
近づかず近寄らせず、あるべき距離を取リ続け、必要最小限の言葉だけを交
わす。それだけで満足だった日々は存在していたのに。
誰よりも近く、と望んでしまったんだ。もう、遅い。
「……なんで、おれなんかっ」
僕たちの吐き出す息が重なる瞬間、山本は同じことを僕に問う。何度も何度
も、それが勤めであるかのように繰り返す。
そんなの、知らない。
「ほんと、うるさい」
吐き捨てて、僕は、かさついて少し温い唇を塞いだ。
出口は見えないまま、苦痛のような快楽に沈む。
（本当は、たった一言が欲しいだけ、）
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