Ｅｎ‐ｇｒｅｙ

新年明けましておめでとうございます！
昨年は色々お世話になりました。

……遅いよ。って、２００９年最後の日にｓｓうｐしたかったのに、パソの前で寝落ちしました。
ホントに申し訳ない、ぐだぐだ感。
目覚めたら、午前３時だった・・・・・・
年の境目が全く記憶にないなんて！
友人からの電話もメールも総無視・・・・・・壊れたりしないよね？友情壊れたりしないよね？
取り敢えず、皆が起き出す頃に連絡を取ろうと思います。何時だ？
ちなみに、エイチは本日（元旦）もお仕事なのです！昨日も仕事だったし。
次は、年末年始くらい休もう。そうしよう。

初詣に行かれてる方、寒いので風邪なんか引かないよう気をつけて下さいね。

お馬鹿な奴ですが、今年もなにとぞよろしくお願いします。

以下、ｓｓ。

　年越し蕎麦を食べて、炬燵の中でぬくぬくとしながら、その時を待った。
　毎年恒例の紅白を見終えて、ゆく年くる年の中で流れる除夜の鐘の音を聞いた。
　
「明けましておめでとうございます」
「おう！おめでとう」
「今年もよろしくな、親父」

　親父は、改まった俺を見るのが毎年こそばゆいらしく、今年も照れたように笑って、ったりめぇだ、
と豪快に笑い飛ばした。
　今年はホントにいろんなことがあり過ぎて、見たくもない世界を覗き見したりして、あって当たり前
だと思ってたものが、もの凄く壊れやすいものだと突き付けられた。
　だから、俺だって本当は照れ臭かったりするわけだけど、やっぱり言っとかなきゃならない。
　どうか、失くしたりしませんように、と。

「ほんと、よろしくな」
「・・・・・・、おう」

　真面目くさった俺を、親父は一瞬驚いたように見た。けれど、何も聞かず何も言わず、神妙な面持
ちを見せた後、静かに頷いてくれた。ときどき、親父は全部知ってるんじゃないか、って思う瞬間があ
る。それが錯覚だって頭では分かってるんだけど、何だかな。
　要は、親父は凄ぇひとだってことなんだ。この人に比べたら、俺なんかまだまだ足りなさ過ぎる。精
進しねぇとな。
　徐に、さてと、と呟いて親父が炬燵から抜け出した。

「父ちゃんは、寝るぞ？お前は？初詣の約束とか、ねぇのか？」
「今年は皆引きこもりらしいんだ。あとは、携帯確認してみねぇとわかんねぇ」
「そうか。もし出掛けるなら暖かくしてけよ」
「おう。お休み、親父」
「お休み、武」

　昨年と同じような、でも同じでない笑顔を残して親父は居間を出て行った。
　実は、初詣の誘いは幾つかあった。ハメを外せる機会はそう多くなくて、中学生男子が食いつかない
筈がない。けど、丁重に断った。ツナや獄寺との間にも、あった。けど。

『……今年は、家に居ようかなって』

　いや、いつも家にいるんだけど、さ。
　至極言いづらそうに言ったツナの一言の意味が、獄寺にも俺にも伝わらないわけがない。初詣は後日
改めて、ということになった。

　携帯を取り出すと、新年のあいさつメールがたくさん来てた。
　ツナからのメールは写メつきで、沢田家の賑やかそうな雰囲気が伝わってきた。その中には、ツナの
誘いを断り続けてた獄寺の姿もあって、結局押し負けたか、と思いながら苦笑いした。

　返信してくうち、いちばん最初のメールだと思しきものに突き当る。律儀にも、０時ちょうど。この時間
帯は電波が込みやすくなってるから、ちょっと神業じゃね？
　しかもアドレス登録してねぇし、無題。誰だろう、と思って開いた。

『いい年越しだったかい？』

　たったそれだけでも、俺にはピンと来た。つーか、アドレス変えたんなら教えとけっての。
　この寒空の下、存分に並盛への愛を注いでいるだろう学ラン姿を想う。本当は電話でもしようと思って
たんだけど、な。

『もちろんだぜ！今年もよろしくな、ヒバリ！』

　寝て起きて、この世でたった１人しかいない親父に「おはよう」と言ったら。
　この世でたったひとりしか居ない恋しい人に、今年初めての温かいキスを届けに行こうと、決めた。

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　お正月ｓｓ。原作沿い、でした（目と鼻の先にある未来話）。

　家族で過ごす年越し。山本家も沢田家も恒例行事そう。
　でも色々あって思いも格別なんじゃないか、と思ったんですが、上手く伝えられてないなぁ。
　取り敢えず挨拶だけして、約束や誘いがあれば直ぐに出掛けちゃうけど、今年は・・・・・・みたいな？

　ヒバリサンも、山本<並盛　で納得済み（これはいつもか）。
　密かに未来での山本の様子を気にしてたから、だったりしたらいいな。
　でも、ちょっと意地悪でアドレス変更はスルー。送れなくて困るがいいよ、と思ってたけど、負けず嫌
い発動！（馬鹿だなぁ、かわいいなぁ）

　ということで、皆様にとって良い年でありますように。